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思いのほか高音質で感激したYAHAアンプを作ってみた

真空管ってとてもやさしい音がするんだね。
いい加減に買ってある真空管を使うために、今日は簡単ながら真空管ヘッドフォンアンプを作ってみました↓

いわゆるYAHAアンプと呼ばれている真空管+半導体の簡易なアンプで、簡単な割に高音質で手軽に真空管を体感出来ると言う触れ込みのヤツ。回路図と作例はweb場に多数見られます。今回は使う真空管に合わせてオリジナルの回路から回路の定数を変えたのと、バッファのオペアンプ回路をもう少し汎用性のある回路に変更するなど、ほんの少しだけ改良したのを作りました。

ちなみにオリジナルの回路図は↓
http://www2.famille.ne.jp/~teddy/pre/pre-yaha.htm
腕に覚えのある人は作ってみよう。簡単な割に高音質で感激すると思うよ。PCのヘッドフォン出力にヘッドフォンを直結してるなら尚更。キチンとしたヘッドフォンもちゃんと鳴るよ。ちなみに真空管代を合わせても3000円でオツリが来るはず。

と言う訳で仮組して聞ける状態にしてみました。

とてもやさしい音がします。きちんと真空管の音を聞いたのはこれが初めてかも。これはスタメンに登用するかも。

一応、今の段階で各メーカーの傾向。
スヴェトラーナ(ロシア、今年生産の新品):全体的に歪んでる。ひずみ方がディストーション系。音も痩せていて、片チャンネルから音がほとんど出ない。もしかして不良品?

エレクトロハーモニクス(ロシア、今年生産の新品):低音がっつり系。平均音量高めの曲だと歪む。ただし歪み方はオーバードライブ系でやさしい歪み方をする。

神戸工業(多分1960年代生産の新品、某無線機屋の店頭在庫):フラット。エレクトロハーモニクスに比べても歪みが少ない。全体的にすっきりした音でこれが一番好み。これは計算機用の真空管でグリッドバイアスがゼロ、低いプレート電圧で使う事を前提の管なので、グリッドバイアスゼロ、プレート電圧がたった12Vの今回の回路に一番適している管なのかも。そのために良い結果になった?