フアミコン兄さんの朝までアップアップ

twitterで流してしまうにはもったいないネタをこちらへ。お問い合わせはtwitterID:@fcneetまで。

AC基板を修理する 【究極戦隊ダダンダーン】その②

引き続きダダンダーンの基板修理。ROM化けの線は無罪だったので、ROMを戻した。

エラーの出るROMにつながっているQFPチップのハンダ割れを疑い、再度コテをを当ててハンダ修正を行うが効果無し。状況は変わらず。

そこでROMチップの波形を取得したところ、どうやら問題のROMのOE信号が6つともHi,Lowから動かない、中間電位という怪しげな状態。Low,Hiっぱなしはまだわからなくもないが、中間電位は明らかに怪しい。他の正常なROMのOE信号はもちろん動いている。

キャラが表示されない原因はこれで確定。表示されないため、ROMから全くデータが出ていない。キャラが出ない画面を見て、もっと早く気づくべきでした。

方向は見えたが、回路図が無いのでテスターとオシロ片手(?)に地道に調べるしかない。しかもわざとなのか、配線がとても追いにくいパターンワークとなっている。単なる両面基板だから楽勝と思っていたが、目視では配線が追えない。

 

何とかオシロで波形を見ながら配線を追っていくと写真のロジックIC(74F139,デマルチプレクサ)の入力波形が怪しい。(立ち上がり波形がおかしい、信号レベルもおかしい。)

 ロジックICの故障で入力波形がおかしくなっているならまだ良いが、出力元のカスタムチップが故障していたら手詰まり。とりあえず当たりを付けたICを交換してみようと思いますが、なかなか作業が進みません。続く?