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YDA142を使ったI2S入力のデジタルアンプ

去年辺りから秋月電子ヤマハのI2S入力、デジタルアンプICのYDA142が取り扱われ始めましたが、webに作例が無かったので僕が作ってみました。10年以上前のICのため最大48k16bitまでのハイレゾ非対応と今としては時代遅れのスペックですが、ヤマハらしい艶やかな音です。ICがI2S入力のため、ラズパイのI2S出力でも使えるようにラズパイDACボードと互換性のあるように作りました。

回路設計で一部ミスがあり、組み立てた後数日いじくりまわして無事音が出ました。ラズパイだけでなく、前回作ったUSB-IFと2階建にしても使えます。

視聴した感じではさすがに10年以上前のICなので、今時は鮮烈な感じはありませんがヤマハらしい優しく気持ち良く、いつまでも聞き疲れしない音です。特に嫌な味付けもなく、間違いなくいい音のチップです。ハイレゾ非対応とはいえ、手持ちの音源はCD音源が大半なのであまりデメリットには感じません。

特別な高いパーツを多用したり、パーツをてんこ盛りしたりするような事はあまり好きではありません。なるべく一般的な部品だけでキチンと鳴るように設計します。基本に忠実に、要点を押さえた部品選び設計します。

回路と基板設計を微修正して量産試作工程へ移ります。

回路図は以下のリポジトリで公開しています。

github.com