100円ショップの材料でスピーカーを作る
ダイソーの升を使ってスピーカーボックスを作るネタを見かけたので、僕も100円ショップの材料だけでオリジナルのスピーカーボックスを作ってみました。
用意するもの
2個分の材料です。スピーカーユニット、ネジ、電材以外はいずれもセリアで売っている商品となります。
- クリアキューブ90mmサイズ:2個
- カーボン調シート:1セット
- 水槽用ろ材:適宜(吸音材として使用)
- スピーカーターミナル(2端子):2個
- 配線材:適宜
- スピーカーユニット:80mmサイズ2個
- 固定用ねじ、ナット:M3x20 6個x2セット
- クッションゴム
スピーカーユニットについてはお好みのユニットを使いましょう。僕は秋月電子で売っている1個300円を使用しました。コーンの材料が樹脂のためか、若干ダンピングが足らない傾向の音ですが、中域から低音にかけてきちんと出るので割と好きな音のユニットです。値段を考えたら良い線行ってます。
後日、これらのユニットでも試してみました。100円ショップの材料で作るケースのため、高すぎるユニットは選んでいません。
FOSTEX 8cm フルレンジ スピーカーユニット P800K
- 出版社/メーカー: FOSTEX
- 発売日: 2012/10/22
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 4人 クリック: 2回
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作り方
①スピーカー穴を開ける
まずはケースにスピーカー穴を開けます。ケースの蓋が下になる面に穴を開けます。
穴あけはコンパスカッターでも可能ですが、電動ドリルを持っている場合は以下の自在キリを使うことを強くお勧めします。力もいらず、穴あけ時間が1/10以下となり、作業が圧倒的に楽です。
- 出版社/メーカー: オルファ
- メディア: Tools & Hardware
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②バスレフポート、ターミナル穴、スピーカー取付穴を開ける
穴を開けたら前面にスピーカーの固定穴、背面にターミナルの取付穴、バスレフポートを開けましょう。バスレフポートはこの程度ではほとんど低音増強効果は期待できませんでした。効果の狙いとしては、ボックス内圧によるスピーカーコーンの動きの阻害を無く効果が目的です。これにより、音の詰まり感を無くす事ができます。(スピーカーユニットの共振周波数である250Hz近辺をポートの共振周波数設計しました。一応、ポートからも低音は出ていますが、あまり効果はありませんでした。お好みで調整しましょう。)
③吸音材を詰める&飾りシートを貼る
必要な穴を開け、部品をセットしたら吸音材を詰めます。吸音材の量は実際に音を聞きながら好みの量の入れると良いと思います。また、飾りシート(ここではカーボン調シート)は必ず貼りましょう。シートを貼る事でケースの剛性を上げる事が出来る事、貼り合わせる事による振動の減衰効果が得られ、不要な箱鳴りが抑えられて音響的に良い方向へ作用します。柄的に壁紙補修用シートなどを使用しても面白いかもしれません。
最後に底面の蓋に足としてクッションゴムを貼り付けます。剛性のある通常のスピーカーボックスでは硬いインシュレーターの上に置く事がセオリーですが、この場合はゴムの減衰効果によって底面の振動を抑えた方が良い方向に働くようです。