NAS DockのUSB-SATA変換チップ(JMS576)のファームウェアをアップデートする
【注意】古すぎる事例なので、ほぼ当てはまる人のいない事例だと思います。
その昔、秋月電子で取り扱いが始まる前の2017年頃に購入した1-bay NAS Dockです。現在はNanoPiNEO2と組み合わせてnfsサーバーとして使っていますが、しばらく使っていると何故かHDDのファイルシステムが壊れるという現象に遭遇しました。古いHDDを使用していたため、HDDの故障かと思いましたがどうやらUSB-SATA変換チップのJMS576のファームウェアにバグがあった模様です。
NanoPiNEO
PCのUSBに接続できるよう、こんな治具を作りました。
2:D-(青)、3:D+(黄)、4:GND(白)で配線しました。
1-bay NAS Dock側と以下のように配線し、作成したUSBアダプタをUBS-SATAと接続します。
ファームウェアは以下のサイトからダウンロードしたものを使用しました。私の環境では不具合はありませんでしたが、自己責任で使用をお願いします。
Jmicron JMS-567 Firmware Version 138.01.00.01
アップデートツールに認識されない場合、何度かUSBケーブルの抜き差しを繰り返してください。
ファームウェアアップデート後はアクセスランプが常時点灯に変わりました。2週間読み書きを続けていますが、ファイルシステムが壊れる雰囲気はありません。