先日、今まで使っていたAppleWirelessKeyboardの上に猫がゲロしてしまい、懸命の救命活動の甲斐なくお亡くなりになりなりました。キーボードごと水洗いしたり、やられたキーを取り外して接点の洗浄を試みましたがダメでした。
参考:黒酢タレがかかってしまったApple Wireless Keyboard
http://moridenki.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/apple-wireless-.html
高級な関数電卓みたいなこのキータッチが好きで、今更他のキーボードには馴染めません。という訳で、しかたがないので新しいキーボードを買って来ました。
新しいAppleWirelessKeyboardをWindowsで使用するにあたって、以前とは使用できるまでの手順に違いがあったので、メモがてらブログに書いておきます。
■見た目の違い
手前が古いキーボード、奥が新しいキーボードです。
古い方は値段がまだ1万円した頃の前期型(?)です。型番は古い方がMB167J/Aで、新しい方はMC184J/Bです。見た目にはほとんど違いがありません。ファンクションキーのアイコンが違うくらいです。
ひっくり返すと新しい方は何気に電池が2本で良くなってました。(古い方は3本必要。)
■Windows7 64bit環境へドライバのインストール
AppleWirelessKeyboardはBluetoothでPCと接続されます。Windowsへのインストール手順は一般的なBluetoothキーボードと同じため、割愛します。
■キーマップをWIndowsへ合わせる
前期型のキーボード(MB167J/A)なら下のユーティリティをインストールするだけで、「かな」キーで日本語入力、「fn」キーが使用できるようになるなど、Windows向けのキーマップとなりましたが、新しいMC184J/Bではユーティリティがキーボードを認識してくれず、起動しません。
・Apple Wireless Keyboard Helper for Windows
http://www.misuzilla.org/Distribution/AppleWirelessKeyboardHelper/
■ではどうする?
Google先生に聞いてみると、BootCampに含まれるWindows向けドライバパックからAppleWirelessKeyboardのドライバのみを抜き出してインストールする方法があるようです。今回はこれを採用します。
※他にも、Apple Wireless Keyboard Helper for Windowsを後期型キーボードに対応させて、自分でビルドし直す方法もあるようです。
http://ww24.jp/devenv/apple-wireless-keyboard-windows
■手順
手順は以下の通り。BootCampのインストールファイルからドライバを取り出すために、7zipを使用します。
①BootCamp更新プログラム3.3 for windowsをダウンロードする
http://support.apple.com/kb/DL1443?viewlocale=ja_JP
②ダウンロードしたファイルからAppleWirelessKeyboardのドライバを取り出す
ダウンロードしたファイルを7zipで開き、以下のディレクトリのファイルをHDDの適当な場所に解凍する。
BootCamp_3.3.exe/.rsrc/0/MSP_RESOURCE/UPDATE64/BootCamp3303ToBootCamp3302/Binary.AppleKeyboard_Bin/
③取り出したドライバをインストールする
②の手順で取り出したディレクトリのDPInst.exeを実行する。
④ファンクションキーを利用可能にする
ドライバをインストールした段階ではfnキーが常時押下された状態のため、ファンクションキーに割り当てられた修飾機能(iTunesの再生、停止、曲送り、音量コントロールetc...)が優先されています。ファンクションキーを使用するにはfnキーを押さなければならないため、Windows環境ではいささか不便です。レジストリの以下の項目を修正することで、fnキーの常時押下状態を解除出来ます。
KEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\KeyMagic のOSXFnBehaviorを00に設定
⑤再起動
再起動すればレジストリの変更が有効になり、僕たちの快適AppleWirelessKeyboardライフが帰ってきます。
⑥その他
IMEの有効・無効設定などはおこのみで。